- 個別株はやめとけと言われる理由は?
- やめといた方がいい?
- 個別株以外におすすめの投資方法は?
個別株投資とは、特定の企業の株式を直接購入して保有する投資方法です。
たとえば、トヨタやソニーの株を証券会社を通じて買う行為が個別株投資にあたります。
個別株はリスクが高く、管理にも手間がかかるため、「個別株はやめとけ」という意見も多く存在します。
結論から言うと、個別株に投資するのはやめておくべきです。
本記事では、個別株はやめとけと言われる理由やなぜやめておくべきかについて、詳しく解説します。
なお、個別株投資やインデックス投資を行うには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
| 証券会社 | 特徴 |
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個別株はやめとけ?
個別株はやめておくべき
個別株投資は「アクティブ投資」の一種に分類されます。
サイト管理人アクティブ投資とは、銘柄の分析・選定を行い、インデックス投資を上回るリターンを目指す投資手法のことです。
ただ実際には、アクティブ投資の約8〜9割がインデックス投資の成績を下回ります。


このことからもわかるように、インデックス投資を上回る成果を出すのはハードルが高いと言えるでしょう。
プロが膨大なデータや専門知識を駆使して銘柄を選定したとしても、インデックス投資に勝ち続けるのは難しいのが現実です。
インデックス投資がおすすめ
インデックス投資は勝率が高いうえにシンプルかつ効率的です。
特定の株価指数(たとえばS&P500や全世界株式指数など)に連動する投資信託やETFを購入するだけで、その指数に含まれる多くの企業に分散投資ができます。
さらに、インデックス投資では定期的に銘柄見直しが行われ、業績や株価が低迷している株は自然と除外されるため、投資先が自動で最適化されます。
投資先を調べたり乗り換えたりする手間なく、積立を続けるだけで堅実に資産形成できるのがインデックス投資の魅力です。
投資を始めるなら新NISA
投資を始めるなら、新NISAを活用するのがおすすめです。
まず、NISAとは少額投資非課税制度のことで、株や投資信託を売却して利益が出た際に課税されない制度です。
投資を行うには証券口座を利用する必要があり、証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資をして利益が出ると約20%の税金がかかってしまいますが、NISA口座を使えば利益に税金はかかりません。
| 口座の種類 | 確定申告 | 年間取引報告書 | |
| 課税口座 | 一般口座 | 必要 | 自分で作成 |
| 特定口座(源泉徴収あり) | 原則不要 | 証券会社が作成 | |
| 特定口座(源泉徴収なし) | 譲渡益が発生した場合は必要 | 証券会社が作成 | |
| NISA口座(非課税口座) | なし | なし | |
新NISAを使うことで、投資の利益に対する税金がかからないため、長期的な資産形成において大きなメリットを享受できます。
また、インデックス投資に限らず、これから投資を始めたい方は、新NISAを活用することで、利益を非課税で受け取れます。
個別株はやめとけと言われる理由
個別株はやめとけと言われる理由は以下の6つ。
- インデックス投資の方が効率的
- 個別株はリスクが高い
- 分散投資が難しい
- 銘柄選びが難しい
- 売買タイミングの見極めが難しい
- ストレスやプレッシャーがかかる
①インデックス投資の方が効率的
個別株投資はアクティブ投資の一種であり、インデックス投資はアクティブ投資に対して非常に高い勝率を誇っています。
しかし、アクティブ投資の約8〜9割は、インデックス投資の成績を下回ります。





個人投資家が長期的にアクティブ投資で勝ち続けるのはさらに難しいと言えます。
さらに、インデックス投資では定期的に銘柄見直しが行われ、業績や株価が低迷している株は自然と除外されるため、投資先が自動で最適化されます。
この仕組みにより、投資家は複雑な銘柄選定やタイミングの判断に悩むことなく、積立を続けるだけで着実に資産形成ができます。
②個別株はリスクが高い
個別株投資は、うまくいけば大きな利益を狙えるのが魅力です。
ただ、投資信託などで行う分散投資に比べると、リスクは高くなります。
【個別株のリスクが高い理由】
- 企業しだいで株価が急落:特定の企業に依存するため、業績悪化や不祥事があると大きく下がる
- 景気の波に弱い:景気後退や金融危機が起きると、株価も大きく下がる
- 売りたい時に売れない:流動性が低い銘柄では、希望するタイミングで売却できず、損失が出やすくなる
- 感情に左右される:ニュースや市場の雰囲気に流されやすく、冷静な判断が難しい
- 高い知識と経験が必要:個別株で成果を出すには、豊富な情報収集と分析力が不可欠
③分散投資が難しい
投資のリスクを抑える上で重要なポイントのひとつは、分散投資を行うことです。
異なる業種や値動きのする銘柄を多く組み合わせることで、リスクを軽減できます。
しかし、個人が自力で分散投資を実践するのは大変です。
投資対象となる銘柄を調査・分析しなければならず、購入後も定期的なリバランス(資産配分の調整)が必要になります。



これらの作業には、時間も知識も手間もかかります。
個別株でリスクを抑えるための分散投資は、思っている以上に手間がかかります。
④銘柄選びが難しい
個別株投資では、分散投資を意識しながらも、自分自身で「値上がりが期待できる有望銘柄」を選び出す必要があります。
その際には、日本株にするのか海外株にするのか、大型株か小型株か、成長株か割安株か……と、検討すべき選択肢は数多く存在します。



そのため、投資対象として目星をつけるだけでも一苦労です。
さらに、企業の業界動向を分析したり、決算書や会社四季報などから収益性・財務状況・将来性の把握したりといった、作業と情報分析が求められます。
これを複数銘柄に対して行おうとすれば、膨大な時間と労力がかかります。
このように、手間をかけて銘柄を選び抜いたとしても、現実には8〜9割の確率でインデックス投資の成績を下回ります。
努力に見合った成果を得られるとは限らないのが、個別株投資の難しさです。
⑤売買タイミングの見極めが難しい
個別株は、企業の業績やニュースに大きく影響されます。
また、株価は必ずしも企業価値だけで動くわけではなく、投資家心理やマクロ経済、金利動向などにも左右されます。
そのため、「良い決算でも株価が下がる」「悪い決算でも株価が上がる」といったことが起こり、売買のタイミングを見極めるのは難しいです。
一方で、インデックス投資は多くの企業に分散投資しているため、特定の企業が急落しても全体への影響は限定的です。
短期的な値動きに振り回されにくく、長期的には世界経済の成長に合わせて資産が右肩上がりになりやすいという特徴があります。
そのため、頻繁に売買のタイミングを見極める必要がなく、じっくりと資産形成に取り組みやすい投資方法と言えるでしょう。
⑥ストレスやプレッシャーがかかる
個別株投資では、想像以上にストレスやプレッシャーを感じる場面があります。
【個別株投資に伴うストレスやプレッシャーの例】
- 株の勉強や調査に多くの時間をかけても、大きな利益が出ない
- 売り時を逃して利益を取り損ねる
- 日々の株価変動に振り回される
- 精査すべき情報が多すぎて対応しきれない
- 周囲の成功談に焦りや劣等感を覚える
- 「早く儲けたい」という誘惑から無謀な取引をして失敗する



株式はリスク資産である以上、必ず利益を出せるという保証はありません。
相場環境によっては思うように成果が出ず、場合によっては大きく元本割れしてしまうリスクも常に伴います。
さらに、運用する資産額が大きくなればなるほど、そのリスクは数字としても精神的にも重くのしかかります。
個別株に投資するメリット
個別株に投資するメリットは以下の5つ。
- 大きなリターンを狙える
- 配当金や株主優待を享受できる
- 投資先を自由に選べる
- 投資の知識が身につく
- 信託報酬がかからない
①大きなリターンを狙える
成長性の高い企業に投資すると、株価が大きく上昇し、短期間で高いリターンを得られる可能性があります。
たとえば、アップルやアマゾンといった企業にいち早く投資していた人は、市場全体の指数を大きく上回る利益を手にしました。



しかし、数多くある有望株の中から、将来的に大化けする銘柄を見極めるのは非常に難しいものです。
成長株に投資して高いリターンを狙うことは魅力的ですが、同時に慎重な銘柄選びとリスク管理が欠かせません。
②配当金や株主優待を享受できる
個別株を保有する最大のメリットのひとつは、その企業から直接配当金を受け取れることです。
配当金とは、企業が得た利益の一部を株主に還元するものです。
企業の業績が安定している場合は、定期的かつ継続的に支払われることが多いです。
さらに、配当金だけでなく、株主優待も魅力のひとつです。



食品や日用品、さらには金券や割引券など、多種多様な優待内容があります。
優待を利用することで、日常生活の支出を節約できるため、投資としての楽しみが増すという面もあります。
③投資先を自由に選べる
自分でどの業界や企業に投資するかを自由に選べるため、自分の投資スタイルや考え方に合わせた投資が可能です。
例として、環境や社会課題、企業の透明性を重視するESG投資や、安定した配当収入を目指す高配当株投資などがあげられます。



こうした柔軟性によって、自分自身の目標に合った資産形成を進めやすくなります。
④投資の知識が身につく
投資信託やETFは、プロが銘柄選びや資産配分を行うため、個人が細かく調べたり判断したりする手間がかかりません。



そのため、投資初心者や忙しい人にとっては非常に手軽で便利な選択肢と言えます。
しかし、このような運用形態では、自分で深く情報を精査したり分析したりする機会が少なくなるため、専門的な知識や投資スキルはなかなか身につきにくいのが現実です。
一方で、個別株投資は全て自分自身で情報収集から分析、精査、最終的な投資判断まで行う必要があります。
多方面から情報を集めて理解することが求められるため、手間はかかりますが、その分だけ学べることも多いです。
継続して取り組むことで、投資の知識だけでなく、金融や経済の仕組み、さらにはお金の管理や運用に関する幅広い知識が自然と身についていきます。
⑤信託報酬がかからない
投資信託やETFは、プロに運用を任せる代わりに「信託報酬」という手数料がかかります。



信託報酬は、運用資産の一定割合を毎年支払う形でかかり、運用期間中ずっと継続的に発生するコストです。
一方、個別株投資は自分で売買や銘柄選びを行うため、かかるコストは基本的に売買手数料だけです。
ただ、近年は信託報酬の引き下げ競争が活発になっており、低コストの投資信託が次々と登場しています。
これにより、取引額や売買の頻度、そして利用する証券会社によっては、個別株よりも投資信託のほうがトータルのコストを低く抑えられるケースも増えてきました。
新NISAの始め方
新NISAの始め方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- ポートフォリオを決める
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。



クレジットカードで投資信託を積立購入するとポイントが還元されます。
②ポートフォリオを決める
ポートフォリオとは、どれくらいの配分で金融商品の具体的な銘柄へ投資するかという組み合わせを指します。



当サイトで推奨しているポートフォリオは以下の3パターン。
【当サイトで推奨しているポートフォリオ】
- オルカン
- オルカン+債券
- オルカン+インド
※オルカンとは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のことです。
詳しくは「新NISAにおすすめのポートフォリオについて解説」をご覧ください。
③投資信託を積立購入する
ポートフォリオを決めたら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
個別株はやめとけに関するQ&A


個別株は疲れる?
個別株への投資は、思っている以上に神経を使うものです。
四季報や決算資料を読み込んだり、日々のニュースや業界動向をチェックしたりと、常に情報を追い続ける必要があります。
もちろん「分析が楽しい」と感じる人にとってはやりがいのある作業ですが、投資に慣れていない人にとっては「疲れる」と感じやすいのも事実です。



気づけば株価の上下に一喜一憂してしまい、投資そのものがストレスになることも少なくありません。
個別株は無理ゲー?
「個別株は無理ゲー」と表現されるのも、決して大げさではないでしょう。
企業の業績や財務データの分析はもちろん、経済全体の動きや業界のトレンド、さらには世界のニュースまで追いかける必要があります。
これらを継続的にこなすのは非常にハードルが高く、多くの人が途中で疲れて挫折してしまうのが現実です。



市場を出し抜いて利益を得ようとするには、膨大な知識や経験が求められます。
個別株はインデックスに勝てない?
短期的には、うまく銘柄を選んで市場平均を上回るリターンを出せることもあります。
しかし、それを長期的に続けるのは非常に難しいのが現実です。
このような背景から、コツコツと資産形成を目指す人の多くは、個別株ではなくインデックス投資をメインに選ぶ傾向が強いのです。
個別株とインデックスどっちがいい?
資産形成が目的ならインデックスが王道です。



時間も手間もかからず、長期で安定しやすいからです。
ただ、単元未満株(ミニ株)を使えば、100円程度の少額から個別株を購入できます。
「まずは試しに個別株に触れてみたい」という方は、リスクを抑えつつ少額から投資してみるのも良いでしょう。
まとめ
今回は個別株はやめとけと言われる理由について解説しました。
個別株に投資するのはやめておくべきです。
個別株投資は「アクティブ投資」の一種に分類され、アクティブ投資の約8〜9割がインデックス投資の成績を下回ります。
このことからもわかるように、インデックス投資を上回る成果を出すのはハードルが高いと言えるでしょう。
プロが膨大なデータや専門知識を駆使して銘柄を選定したとしても、インデックス投資に勝ち続けるのは難しいのが現実です。
さらに、インデックス投資では定期的に銘柄見直しが行われ、業績や株価が低迷している株は自然と除外されるため、投資先が自動で最適化されます。
投資先を調べたり乗り換えたりする手間なく、積立を続けるだけで堅実に資産形成できるのがインデックス投資の魅力です。
なお、個別株投資やインデックス投資を行うには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
| 証券会社 | 特徴 |
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