- 学生がNISAはもったいないと言われる理由は?
- 学生がNISAを始めるデメリットはあるの?
- 学生がNISAはもったいない?
学生のうちからNISAを始めたいけど、「まだ学生だから投資するのはもったいないのでは?」と迷っていませんか?
結論から言うと、学生のうちからNISAを始めておくべきです。
本記事では、学生がNISAはもったいないと言われる理由や早く始めるべき理由について解説します。
なお、新NISAを始めるには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
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学生がNISAはもったいないと言われる理由
学生がNISAはもったいないと言われる理由は以下の3つ。
- 元本割れのリスクがある
- 経験や遊びに使った方がいい
- 途中で売却してしまうリスクがある
①元本割れのリスクがある
NISAで投資をする場合、注意しておきたいのが元本割れのリスクです。
金融商品の価値は日々変動しており、市場全体が大きく下落することもあります。
そのため、せっかく投資しても損失が出てしまうリスクがある点は覚えておく必要があります。
サイト管理人特に、運用期間が短い場合は価格変動の影響を受けやすく、元本割れする可能性が高まります。
②経験や遊びに使った方がいい
学生のうちは、収入が限られていることもあり、投資に回せるお金はそれほど多くありません。
NISAは社会人になってからも利用でき、社会人になると収入が増えるため、より大きな金額を効率的に投資に回せます。
そのため、学生のうちは無理に投資を始めるよりも、将来にはない貴重な経験や遊びにお金を使うべきという意見もあります。
旅行や趣味、友人との交流など、学生だからこそできる経験は多く、それらは将来の自分の視野や考え方を広げるための大切な投資とも言えます。
③途中で売却してしまうリスクがある
学生の場合、生活費や学費、突然の出費などで、手元の資金が急に必要になることがよくあります。
そのため、せっかく投資に回したお金でも、急に引き出さなければならない場面が出てくる可能性があります。
しかし、NISAは長期的な資産形成を目的とした制度であり、短期間で引き出すと損失を出すリスクがあります。



資金をすぐに使う可能性が高い人にとって、NISAは本来のメリットを最大限に活かしにくい制度です。
学生がNISAを利用するメリット
学生がNISAを利用するメリットは以下の4つ。
- 長期投資で複利が働く
- 金融リテラシーが高まる
- 投資への抵抗がなくなる
- 収支管理の癖が身につく
①長期投資で複利が働く
少額でも長期間投資することで複利が働きます。
例えば、100万円を年利5%で複利で10年間投資すると、以下のように元本と利息が増えます。
1年目:100万円 × 1.05 = 105万円
2年目:105万円 × 1.05 = 110.25万円
3年目:110.25万円 × 1.05 = 115.76万円
…
10年目:約162.89万円
20年目:約265.33万円
30年目:約432.20万円
複利の最大のメリットは、時間が経つほど利益がどんどん増えるという点です。
時間が経つほど、元本と利息が雪だるま式に増えていくため、長期間投資するほど大きな利益を得られます。
ネット証券では100円程度から株式や投資信託を購入でき、少額でも早く始めれば長い投資期間を確保することが可能です。
②金融リテラシーが高まる
実際に少額でも投資を始めてみることで、経済や金融の仕組みを体感的に理解できるようになります。
教科書やニュースで見るだけでは難しかった内容も、実際に自分のお金を動かすことで、自然と興味や理解が深まっていきます。
こうした経験は、金融リテラシー(お金に関する知識や判断力)を高めるうえで大きなメリットです。
特に大学生のうちから、投資の基礎知識や長期的な資産形成の考え方を学んでおくことは、とても大きな財産になります。



早い段階でお金との向き合い方を理解しておくと、将来の家計管理やライフプラン設計にも役立ちます。
③投資への抵抗がなくなる
投資に対して「危険」「失敗しやすい」といったマイナスのイメージを持つ方は、今でも少なくありません。
こうしたイメージを抱いたまま年齢を重ねてから投資を始めようとすると、どうしても心理的なハードルが高くなってしまいます。
しかし、学生のうちから少額でも投資を始め、実際に経験を積んでおくことで、投資に対する抵抗感は自然と薄れていきます。
早いうちから慣れておくことで、「投資=怖いもの」という固定観念を持たず、落ち着いて資産運用に取り組めるようになるのです。
④収支管理の癖が身につく
投資を行うためには、まず投資資金を確保することが必要です。



そのためには、日々の収支をしっかり管理する習慣が欠かせません。
学生のうちから収支の管理を意識して行うことで、「どこにお金を使っているか」を把握でき、無駄な支出を避けやすくなります。
こうした習慣は、自然と貯蓄や投資に回せるお金を生み出すことにつながり、結果的に投資を継続しやすくなるのです。
学生がNISAはもったいない?
学生はNISAを始めるべき
学生がNISAを始めることはもったいないことではなく、むしろ始めるべきです。
確かに学生の場合、少額しか投資できないことが多く、運用できる資金はそこまで多くはありません。
しかし、学生のうちから投資を経験することで、投資への抵抗感が薄れ、自然と投資習慣を身につけられます。
さらに、投資を早く始めることで、長期間にわたる運用が可能となり、複利効果を最大限に活かすこともできます。



早いうちから収支管理の習慣をつき、社会人になってからも無駄な支出を避けやすくなります。
そのため、学生であってもNISAを始めることは非常に有意義です。
投資額は月1,000円〜1万円
学生がNISAで投資を始めるなら、月1,000円〜1万円程度がおすすめです。
このくらいの金額であれば、アルバイトや仕送りの範囲でも無理なく続けやすく、投資の習慣を身につけるのにちょうど良いペースです。
もちろん、経済的に余裕がある方はもう少し多めに積み立てても構いません。



大切なのは「無理なく続けられる金額」であることです。
逆に、生活費や学費の支払いでギリギリという状況であれば、投資を無理に始める必要はありません。
インデックス投資がおすすめ
インデックス投資は、TOPIXやS&P500などの特定の株価指数に連動するように設計された投資方法です。



株価指数とは、特定の市場に上場している企業の株価をもとに作られた指標のことを指します。
たとえば、TOPIX(東証株価指数)は、東京証券取引所のプライム市場に上場する約2,000銘柄の株価を対象にした指数です。
このような株価指数に連動する投資信託を購入すると、実際に約2,000銘柄に分散投資しているのと同じ効果を得られます。
一方、インデックス投資に対して「アクティブ投資」という手法があります。
アクティブ投資は、インデックス投資を上回るリターンを狙い、ファンドマネージャーが企業分析をもとに銘柄を選びます。
しかし、アクティブ投資の約8〜9割は、インデックス投資の成績を下回ります。


プロが膨大なデータや専門知識を使って銘柄選びをしても、インデックス投資に勝ち続けるのは非常に難しいのが現状です。
そのため、特にこだわりがなく、シンプルで効果的な運用を目指すなら、インデックス投資がおすすめです。
インデックス投資は、幅広い銘柄に自動的に分散投資できるため、リスクが抑えられ安定した運用が期待できます。
新NISAの始め方
新NISAの始め方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- ポートフォリオを決める
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。



クレジットカードで投資信託を積立購入するとポイントが還元されます。
②ポートフォリオを決める
ポートフォリオとは、どれくらいの配分で金融商品の具体的な銘柄へ投資するかという組み合わせを指します。



当サイトで推奨しているポートフォリオは以下の3パターン。
【当サイトで推奨しているポートフォリオ】
- オルカン
- オルカン+債券
- オルカン+インド
※オルカンとは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のことです。
詳しくは「新NISAにおすすめのポートフォリオについて解説」をご覧ください。
③投資信託を積立購入する
ポートフォリオを決めたら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
学生がNISAはもったいないに関するQ&A


そもそもNISAとは?
NISAとは少額投資非課税制度のことで、株や投資信託を売却して利益が出た際に課税されない制度です。
投資を行うには証券口座を利用する必要があり、証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資をして利益が出ると約20%の税金がかかってしまいますが、NISA口座を使えば利益に税金はかかりません。
| 口座の種類 | 確定申告 | 年間取引報告書 | |
| 課税口座 | 一般口座 | 必要 | 自分で作成 |
| 特定口座(源泉徴収あり) | 原則不要 | 証券会社が作成 | |
| 特定口座(源泉徴収なし) | 譲渡益が発生した場合は必要 | 証券会社が作成 | |
| NISA口座(非課税口座) | なし | なし | |
特定口座(源泉徴収あり)と特定口座(源泉徴収なし)の違いは?
源泉徴収は、本来自分で納めるべき税金を証券会社が利益から引いて納めてくれる仕組みです。
源泉徴収ありの場合、確定申告の手間が省けるというメリットがあります。
また、源泉徴収なしの場合、他の証券口座と損益通算をできたり、損失を来年以降に繰り越せるというメリットがあります。



これから投資を始める方は、特定口座(源泉徴収あり)とNISA口座を開設しておくと良いでしょう。
旧NISAと新NISAの違いは?
旧NISAは2024年1月1日以前、新NISAはそれ以降のNISAです。



旧NISAと新NISAの違いは以下のとおり。
| 旧NISA | 新NISA | |||
| つみたてNISA | 一般NISA | つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
| 併用の可否 | 併用不可 | 併用可 | ||
| 年間投資枠 | 40万円 | 120万円 | 120万円 | 240万円 |
| 非課税保有期間 | 20年間 | 5年間 | 無期限 | |
| 非課税保有限度額 | 800万円 | 600万円 | 1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで) | |
| 口座開設期間 | 2023年まで | 恒久化 | ||
| 投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 上場株式・投資信託等 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 上場株式・投資信託等(除外条件あり) |
| 対象年齢 | 18歳以上 | |||
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
つみたて投資枠は、旧制度のつみたてNISAを引き継いだ枠です。
長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託に投資でき、対象商品はつみたてNISAと同じです。
成長投資枠は、旧制度の一般NISAを引き継いだ枠で、つみたて投資枠の対象商品はもちろん、対象外の投資信託や株式にも投資できます。
ただ、一般NISAよりも対象商品は制限されます。
ポイントは以下の5つです。
- つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能
- 年間投資枠の拡大
- 非課税保有期間の無期限化
- 非課税保有限度額の拡大&再利用可
- 口座解説期間の恒久化
これらによって利便性が上がり、より柔軟な投資が可能になりました。
NISAで親の扶養から外れない?
学生の方がNISAを利用しても、親の扶養から外れることはありません。
NISA口座で得られる利益(配当金や売却益など)は非課税扱いとなるため、税金がかかりません。
そのため、確定申告をする必要もなく、所得としてカウントされないのが特徴です。
未成年はNISAを利用できるの?
未成年(18歳未満)の方はNISA口座を開設することはできません。
NISAは「その年の1月1日時点で18歳以上の成人」が利用できる制度と定められています。
たとえば、2026年にNISAを始めたい場合、2026年1月1日時点で18歳以上である必要があります。
NISAはいくらから始められる?
主要ネット証券では、100円程度から始められます。
「投資=まとまったお金が必要」と思われがちですが、少額からコツコツ積み立てが可能です。
毎月100円や1,000円といった無理のない金額で始められるため、初心者の方でも取り組みやすい仕組みになっています。
元本割れのリスクはあるの?
投資において元本割れのリスクは避けられませんが、これを抑える最も効果的な方法は長期投資です。



一時的に元本割れが生じることもありますが、長期間投資を続けることで損失を避けやすくなります。
以下の図は1989年以降、毎月同じ金額ずつ国内外の株式と債券 積立投資を行い、5年間と20年間それぞれ保有した場合についての年間収益率を計算したものです。


上記のデータを見ると、短期的にはマイナスとなる可能性もありますが、20年と長期投資を続ければ運用収益率は2~8%の範囲となっています。
過去のデータが未来を保証するわけではありませんが、長期的に投資を続けることで元本割れのリスクを大きく抑えられます。
途中で資産を引き出せる?
新NISAで運用している金融商品はいつでも売却をして現金化できます。
必要な分だけ売却でき、引き出し回数に制限もありませんが、途中引き出しには以下の2つのデメリットが存在するため注意が必要です。
- タイミングによっては損することもある
- 複利効果が得にくい
保有している金融商品の価格が引き出す際に上がっているとは限らず、タイミングによっては元金を割り込む可能性も考えられます。
また、複利効果は投資期間が長いほど効果が大きくなりますが、途中で引き出してしまうと複利効果を十分に得られなくなります。



資産の途中引き出しは極力行わない方が良いでしょう。
途中で金額を変更できる?
新NISAでは、途中で投資金額を変更できます。
余裕があるときは積極的に増額し、一時的に支出が増えるときは減額するなど、状況に応じて柔軟に調整することが可能です。



なお、投資額を減額する際は、得られる運用益が少なくなるリスクも伴います。
まとめ
なお、新NISAを始めるには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
| 証券会社 | 特徴 |
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