
アクティブファンドはやめとけと言われる理由は?やめとくべき?
このような悩みに答えます。
- アクティブファンドはやめとけ?
- アクティブファンドはやめとけと言われる理由
- アクティブファンドのメリット
- 新NISAの始め方
- アクティブファンドはやめとけに関するQ&A
投資信託の運用スタイルは、インデックスファンドとアクティブファンドの2つに分けられます。
- インデックスファンド:特定の株価指数(TOPIXやS&P500など)に連動するように設計された投資信託
- アクティブファンド:ファンドマネージャーが企業分析を元に銘柄を選定し、株価指数を上回るリターンを目指す
インデックスファンドは株価指数の連動するのに対し、アクティブファンドは独自の手法でその株価指数を上回ることを目指します。
実際にはインデックスファンドの方が人気が高く、「アクティブファンドはやめとけ」という意見も少なくありません。
結論から言うと、勝率が低いうえに手数料が高いアクティブファンドはやめとくべきです。
本記事では、アクティブファンドはやめとけと言われる理由について詳しく解説します。
なお、投資を始めるには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
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アクティブファンドはやめとけ?
アクティブファンドはやめとけ
インデックスファンドは、アクティブファンドに対して非常に高い勝率を誇っています。
実際、アクティブファンドの約8〜9割は、インデックスファンドの成績を下回ります。


プロが膨大なデータや専門知識を駆使して銘柄を選定したとしても、インデックスファンドに勝ち続けるのは難しいのが現実です。



一方で、インデックスファンドは非常にシンプルかつ効率的です。
特定の株価指数(たとえばS&P500や全世界株式指数など)に連動するため、その指数に含まれる多くの企業に分散投資ができます。
投資先を調べたり乗り換えたりする手間なく、積立を続けるだけで堅実に資産形成できるのがインデックスファンドの魅力です。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
インデックスファンドは、特定の株価指数に連動するように設計された投資信託です。
具体的には、株価指数とは、特定の市場に上場している企業群の株価を元にした指標のことを指します。
例えば、TOPIX(東京株式指数)は、東京証券取引所のプライム市場に上場する約2,000銘柄を対象とした株価指数です。
これに連動する投資信託を購入することで、実際に約2,000銘柄に分散投資しているのと同じ効果を得られます。
要するに、個別の企業を選ぶことなく、広範な市場全体に投資できるのがインデックスファンドの魅力です。
一方、アクティブファンドは、株価指数を上回るリターンを目指し、ファンドマネージャーが企業分析を元に銘柄を選定します。
そのため、インデックスファンドと比べて運用コストが高くなる傾向がありますが、その分、大きなリターンを狙える可能性があります。
インデックスファンドがおすすめ
上述のとおり、アクティブファンドの約8〜9割は、同じ市場を対象とするインデックスファンドの成績を下回ります。
プロのファンドマネージャーが銘柄を選んで運用しているにもかかわらず、市場平均に勝てていないというのが現実です。
さらに、アクティブファンドは、インデックスファンドに比べて信託報酬(手数料)が高い傾向にあります。
具体的には、インデックスファンドの信託報酬が年率0.1〜0.5%程度であるのに対し、アクティブファンドは1.0〜2.0%ほどが一般的です。



この差は、長期投資においては大きなコスト差となって、最終的な運用成績にも影響を与えます。
勝率が高くて信託報酬も低いインデックスファンドの方が、効率的と言えるでしょう。
なお、市場全体に分散投資を行い、インデックスファンドを活用する投資手法は「インデックス投資」と呼ばれます。
投資を始めるなら新NISA
投資を始めるなら、新NISAを活用するのがおすすめです。
まず、NISAとは少額投資非課税制度のことで、株や投資信託を売却して利益が出た際に課税されない制度です。
投資を行うには証券口座を利用する必要があり、証券口座には課税口座(一般口座と特定口座)とNISA口座(非課税口座)があります。
課税口座で投資をして利益が出ると約20%の税金がかかってしまいますが、NISA口座を使えば利益に税金はかかりません。
口座の種類 | 確定申告 | 年間取引報告書 | |
課税口座 | 一般口座 | 必要 | 自分で作成 |
特定口座(源泉徴収あり) | 原則不要 | 証券会社が作成 | |
特定口座(源泉徴収なし) | 譲渡益が発生した場合は必要 | 証券会社が作成 | |
NISA口座(非課税口座) | なし | なし |
新NISAを使うことで、投資の利益に対する税金がかからないため、長期的な資産形成において大きなメリットを享受できます。
また、インデックス投資に限らず、これから投資を始めたい方は、新NISAを活用することで、利益を非課税で受け取れます。
アクティブファンドはやめとけと言われる理由
アクティブファンドはやめとけと言われる理由は以下の3つ。
- インデックスファンドの方が効率的
- インデックスファンドより手数料が高い
- 当たり外れの差が大きく選ぶのが難しい
①インデックスファンドの方が効率的
インデックスファンドは、アクティブファンドに対して非常に高い勝率を誇っています。
しかし、アクティブファンドの約8〜9割は、インデックスファンドの成績を下回ります。


プロが膨大なデータや専門知識を駆使して銘柄を選定したとしても、インデックスファンドに勝ち続けるのは難しいのが現実です。



一方で、インデックスファンドは非常にシンプルかつ効率的です。
特定の株価指数(たとえばS&P500や全世界株式指数など)に連動するため、その指数に含まれる多くの企業に分散投資ができます。
投資先を調べたり乗り換えたりする手間なく、積立を続けるだけで堅実に資産形成できるのがインデックスファンドの魅力です。
②インデックスファンドより手数料が高い
インデックスファンドとアクティブファンドの手数料比較は以下のとおりです。
【インデックスファンド】
購入時手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | なし | 0.08140 | なし |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | なし | 0.05775% | なし |
SBI・V・S&P500インデックスファンド | あし | 0.0638% | なし |
【アクティブファンド】
購入時手数料 | 信託報酬 | 信託財産留保額 | |
A・バーンスタイン・米国成長株投信D | 3.3% | 1.727% | なし |
世界厳選株式オープン<為替Hなし>(毎月) | 3.3% | 1.903% | 0.3% |
A・バーンスタイン・米国成長株投信B | 3.3% | 1.727% | なし |
アクティブファンドのほうが総じて手数料が高い傾向にあります。
近年は特に、インデックスファンドの低コスト化が進んでおり、運用会社による信託報酬の引き下げ競争も活発です。



その結果、信託報酬が年0.1%を下回る超低コストの商品も珍しくなくなってきました。
各手数料の詳細
【購入時手数料】
購入時手数料は、投資信託を購入する際に発生する手数料です。
この手数料は購入時に一括で支払うもので、販売会社によって設定された割合に基づいて計算されます。
購入時手数料は一般的にパーセンテージで表され、最近ではノーロードと呼ばれる購入時手数料が無料の投資信託も増えています。
【信託財産留保額】
信託財産保留額は、途中で投資信託を抜ける解約料のようなものです。
たとえば信託財産保留額0.3%の投資信託を1万円で売却したら、30円が差し引かれて9,970円が戻ってきます。
【信託報酬】
信託報酬は毎日発生し、投資信託の純資産から日割りで引かれる形になります。
例えば、信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資したら、信託報酬は以下のようになります。
【信託報酬が年率1%の投資信託に10万円投資した場合】
- 1年間で発生する信託報酬:約1,100円(10万円×1.0%+消費税)
- 毎日発生する信託報酬:約3円(1,100÷365+消費税)



この額が純資産から差し引かれます。
なお、信託報酬は自動的に差し引かれるため、投資家が直接支払うことはありません。
③当たり外れの差が大きく選ぶのが難しい
優秀なアクティブファンドを選ぶことは、非常に難しいのが現実です。
アクティブファンドは、運用方針や投資先がファンドごとに大きく異なります。
たとえば、「ひふみ投信」のように、過去には一時的に市場平均を大きく上回る成績を収めたファンドも存在します。
もし運良くこうしたファンドに投資できれば、インデックス投資では得られないような高いリターンを狙える可能性があります。
しかしその一方で、選んだファンドが期待外れだった場合には、市場平均を下回るだけでなく、大きな損失を被るリスクもあります。
アクティブファンドは「当たれば大きいが、外れたときの痛手も大きい」という、ハイリスク・ハイリターンの側面を持っているのです。
アクティブファンドのメリット
アクティブファンドのメリットは以下の3つ。
- インデックスを超えるリターンを狙える
- 柔軟な運用が可能
- 特定のテーマや戦略に集中できる
①インデックスを超えるリターンを狙える
インデックスファンドと違い、ファンドマネージャーが銘柄選定や売買を行います。
そのため、TOPIXやS&P500など特定の株価指数に連動するインデックスファンドよりも、高いリターンを狙える可能性があります。



特に、インデックスでは組み入れが難しい成長分野にも積極的に投資できるのが大きな強みです。
こうした柔軟な運用によって、市場全体の平均を上回るパフォーマンスを目指すことが可能になります。
②柔軟な運用が可能
アクティブファンドは、市場環境の変化に応じて、資産配分や保有銘柄を柔軟に入れ替えられます。
たとえば、景気後退が予想される局面では、株式比率を下げて現金や債券の割合を増やすことで値下がりリスクを抑えられます。
また、生活必需品やヘルスケアのように、景気の変動による影響が少ない「防御的なセクター」に資金を移すことで、全体の安定を図ることも可能です。



インデックスファンドと比べて、アクティブファンドは銘柄の入れ替えがより素早く、自由に行えます。
③特定のテーマや戦略に集中できる
投資信託には「テーマ型ファンド」と呼ばれるものがあります。
ほとんどがアクティブファンドで、今話題のテーマに注目して、そのテーマに関連する銘柄に集中して投資するのが特徴です。



たとえば、半導体、脱炭素、AIなどがテーマとして挙げられます。
そんなテーマ型ファンドは、世間や投資家からの注目されうと株価が上がりやすい傾向があり、短期間で大きな利益を狙うことも可能です。
しかし一方で、テーマに集中しているため、流行が終わると値下がりしやすいというリスクもあります。
今話題になっているからと運用を始めると、すでに高値を掴んでしまう「高掴み」の危険もあるのです。
新NISAの始め方
新NISAの始め方は以下のとおり。
- 証券口座を開設する
- ポートフォリオを決める
- 投資信託を積立購入する
①証券口座を開設する
投資信託を購入するには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
【SBI証券】
- ネット証券最大の1,300万口座突破
- 国内株式個人取引シェアNo.1
- 三井住友カードで投資信託のクレカ積立が可能
【楽天証券】
- ネット証券最大の1,300万口座突破
- 国内株式個人取引シェアNo.1
- 三井住友カードで投資信託のクレカ積立が可能
【マネックス証券】
- 高還元率のクレカ積立が魅力
- dカード、マネックスカードで投資信託のクレカ積立が可能
【三菱UFJ eスマート証券】
- auユーザーにおすすめ
- Pontaポイントが貯まる・使える
- 三菱UFJカードで投資信託のクレカ積立も可能



クレジットカードで投資信託を積立購入するとポイントが還元されます。
②ポートフォリオを決める
ポートフォリオとは、どれくらいの配分で金融商品の具体的な銘柄へ投資するかという組み合わせを指します。



当サイトで推奨しているポートフォリオは以下の3パターン。
【当サイトで推奨しているポートフォリオ】
- オルカン
- オルカン+債券
- オルカン+インド
※オルカンとは、三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のことです。
詳しくは「新NISAにおすすめのポートフォリオについて解説」をご覧ください。
③投資信託を積立購入する
ポートフォリオを決めたら投資信託を積立購入します。
つみたて投資枠、成長投資枠とは?
新NISAでは、年間投資枠120万円の「つみたて投資枠」と年間投資枠240万円の「成長投資枠」が設けられています。
つみたて投資枠ではつみたて投資のみ行えますが、成長投資枠では一括投資とつみたて投資の両方が可能です。
そのため、つみたて投資に年間最大360万円あてることもできます。
なお、新NISAにおける非課税保有限度枠は1,800万円であり、最短5年で全ての枠を埋められます。
アクティブファンドはやめとけに関するQ&A


アクティブファンドは全部ダメ?
すべてのアクティブファンドがダメなわけではありません。
優秀なファンドマネージャーの判断力や経験が大きな成果を生み出すケースもありますし、特殊な市場環境や一時的なチャンスを生かして高いリターンを上げることもあります。
ただ、そのような当たりのアクティブファンドを事前に見極めるのが難しく、過去の成績が将来も続く保証はありません。



そのため、多くの場合は運やタイミングに左右されやすいのが実情です。
インデックスファンドの方が無難?
長期・分散・低コストという投資の基本を守るならインデックスファンドが無難です。
特定の指数に連動するため、専門的な知識や頻繁な売買を必要とせず、市場全体の成長を自然に取り込めます。
特に、これから投資を始める初心者や、日々の運用に多くの時間を割きたくない人にとっては、安定的かつ続けやすい選択肢と言えるでしょう。
なぜアクティブファンドは勝てない?
手数料だけでなく、短期的な売買や運用方針のブレが積み重なり、安定して市場を上回ることが難しいためです。



一見すると、市場をうまく読み取って利益を得られそうに思えるかもしれません。
しかし実際には、タイミングを誤ることも多く、結果として利益の機会を逃したり、損失を広げたりする原因になります。
そのため、一時的に市場平均を上回ることはあっても、それを長期間にわたって安定して維持するのは非常に難しいのです。
まとめ
今回はアクティブファンドはやめとけと言われる理由について解説しました。
- アクティブファンドはやめとけ?
- アクティブファンドはやめとけと言われる理由
- アクティブファンドのメリット
- 新NISAの始め方
- アクティブファンドはやめとけに関するQ&A
インデックスファンドは、アクティブファンドに対して非常に高い勝率を誇っています。
実際、アクティブファンドの約8〜9割は、インデックスファンドの成績を下回ります。
プロが膨大なデータや専門知識を駆使して銘柄を選定したとしても、インデックスファンドに勝ち続けるのは難しいのが現実です。
一方で、インデックスファンドは非常にシンプルかつ効率的です。
特定の株価指数(たとえばS&P500や全世界株式指数など)に連動するため、その指数に含まれる多くの企業に分散投資ができます。
投資先を調べたり乗り換えたりする手間なく、積立を続けるだけで堅実に資産形成できるのがインデックスファンドの魅力です。
さらに、アクティブファンドは、インデックスファンドに比べて信託報酬(手数料)が高い傾向にあります。
具体的には、インデックスファンドの信託報酬が年率0.1〜0.5%程度であるのに対し、アクティブファンドは1.0〜2.0%ほどが一般的です。
この差は、長期投資においては大きなコスト差となって、最終的な運用成績にも影響を与えます。
勝率が高くて信託報酬も低いインデックスファンドの方が、効率的と言えるでしょう。
なお、投資を始めるには証券口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
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【SBI証券】 ネット証券最大の1,300万口座突破 国内株式個人取引シェアNo.1 三井住友カードで投資信託のクレカ積立が可能 SBI証券公式サイト > SBI証券のメリット・デメリットについて解説 |
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