
ビットコインを10年前に買ってたら?具体的なシミュレーションを知りたい
このような悩みに答えます。
- ビットコインを10年前に買っていたら?
- ビットコインは今から投資しても遅い?
- ビットコインの価格推移
- ビットコインの買い方
- ビットコインの運用方法
- ビットコインの10年前に関するQ&A
- ビットコインの10年前に関する注意点
ビットコインの価格は、この10年でまさに驚異的な成長を遂げました。
「もし10年前に買っていたら、いまどうなっていたのか?」「これから先も価格は伸びるのか?」などの疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ビットコインの過去10年間の価格推移をもとに、10年前に買っていたらどうなったていたかについて詳しく解説します。
なお、ビットコインを購入するには仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
ビットコインを10年前に買ってたら?
(ビットコインの価格は、各年の年初の始値を基準としています。)
10年前に買っていた場合
2015年でのビットコインの価格は、3万8346円でした。
2025年のビットコインの価格は1470万1173円なので、約383倍ほど上昇していることになります。



1万円分だけ保有していた場合でも、現在では387万円近くの価値になっている計算です。
このような価格上昇の背景には、暗号資産市場の急成長だけでなく、世界的なインフレ懸念や法定通貨への不安、そして機関投資家による参入の加速など、複数の要因が複雑に絡み合っています。
また、ビットコインが「デジタルゴールド」として広く認識されるようになったことも、価値上昇の一因と言えるでしょう。
過去に購入した場合のシミュレーション
年 | 1BTCの価格 | 2025年の1BTCの価格 | 上昇率 |
2014年 | 79,475円 | 14,701,173円 | 185倍 |
2015年 | 38,346円 | 383倍 | |
2016年 | 51,815円 | 283倍 | |
2017年 | 112,622円 | 131倍 | |
2018年 | 1,590,162円 | 9.25倍 | |
2019年 | 410,769円 | 35.8倍 | |
2020年 | 781.976円 | 18.8倍 | |
2021年 | 2,993,355円 | 4.91倍 | |
2022年 | 5,330,852円 | 2.76倍 | |
2023年 | 2,169,680円 | 6.78倍 | |
2024年 | 5,962,718円 | 2.47倍 |
2010年代前半は、ビットコインがまだ一般には広く知られておらず、ごく一部の投資家や技術者の間で取引されていた時期でした。
この黎明期においては、価格も非常に低水準だったため、1万円分だけでも数年後には驚くほど大きな値上がり益を得られました。
しかし、2017年末の急騰やその後の調整を経て、2018年以降はビットコインの価格が大きく上昇した状態で推移するようになりました。
その結果、同じ1万円を投資しても、初期のような劇的なリターンを得るのは難しくなっています。



今後ビットコインに投資する際も、過去のような何十倍、何百倍といった大幅な値上がりは期待できないしょう。
ビットコインは今から投資しても遅くない?
ビットコインは今からでも遅くない
ビットコインは今からでも遅くありません。
2010年代初頭にはわずか数円で取引されていましたが、2021年には一時700万円を超え、2025年には史上最高値となる1680万円を更新。



過去にも「もう高すぎる」と言われたタイミングから、さらに大きく値上がりした歴史があります。
そして2025年以降も、ビットコインにはまだ成長の余地があると考えられ、その背景にはいくつかの重要な要因があります。
- ビットコインETFの承認(2024年):米国では2024年に現物ビットコインETFが承認され、機関投資家の資金が流入しやすくなりました。これは市場にとって大きな追い風となっています。
- 半減期の通過(2024年4月):ビットコインは約4年に1度「半減期」を迎え、新規発行数量が半減します。供給が減ることで価格が上昇しやすくなる傾向があり、今回もその影響が意識されています。
- 法定通貨や金融システムへの不安:インフレや金融不安への対策として、ビットコインは「デジタルゴールド」としての役割を担いつつあります。資産保全の手段として注目する人が増えています。
- 将来的な価格上昇を予測する専門家も多数:一部の専門家は、「1BTC=数千万円」に達する可能性もあると見ています。もちろん確実ではありませんが、そうしたシナリオが語られるほど、ビットコインの将来性は注目されています。
もちろん、過去のような急騰を期待するのは現実的ではありませんが、中長期的に見れば、まだビットコインには成長の余地があると言えます。
今からでも「遅すぎる」ということは、決してありません。
投資するなら「少額・長期・余剰資金」
ビットコインは将来性のある資産である一方で、値動きが非常に激しいという特徴があります。



過去には、短期間で価格が50%以上下落したこともありました。
そのため、生活費や貯金をすべて投入するような投資は絶対に避けるべきです。
万が一価格が急落しても、生活に支障が出ないように、「余剰資金」の範囲内で行うのが鉄則です。
具体的には、資産全体の1〜5%程度を目安に、少額から始めるのが現実的で堅実な方法です。
無理のない範囲で投資を行い、短期的な値動きに一喜一憂せず、中長期でじっくり保有するスタンスがおすすめです。
ビットコインの価格推移
2017年


2017年は、日本国内でもビットコインの存在が広く知られるようになり、暗号資産に対する法整備が本格的に進み始めた年です。
大手金融機関や機関投資家の市場参入も相次ぎ、ビットコインをはじめとする暗号資産の価格が急騰しました。
4月には、2016年に成立した「改正資金決済法等」が施行されました。



この法律の目的は、投資家の保護やマネーロンダリングなどの犯罪防止です。
これまで明確な規制がなかった暗号資産の取引所に対し、登録制を導入することが定められました。
さらに12月には、アメリカの先物取引所「CME(シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ)」が、ビットコインの先物取引を開始しました。
機関投資家の本格的な参入により、市場には大量の資金が流入し、ビットコインの価格は一時200万円を超えるまでに上昇しました。
2020年


2019年末まで続いていたビットコインの下降トレンドは、2020年に入ると一転して上昇基調へと転じます。
年初は依然として不安定な相場が続いていたものの、次第に回復の兆しを見せ、5月12日にはビットコインにとって3回目となる半減期を迎えました。



これを機に需給バランスの変化への期待が高まり、価格は1BTCあたり約100万円まで回復します。
その後も、DeFiの台頭や暗号資産市場への関心の高まりなど、さまざまなポジティブな要因が重なり、市場全体が堅調な動きを見せるようになります。
そして2020年12月には、ついに2017年の最高値を更新し、ビットコインは新たなステージへと突入していきました。
2021年


2021年は、ビットコインにとって飛躍の一年となりました。
前年である2020年は、コロナショックからの市場回復により暗号資産市場にも明るい兆しが見え始めていましたが、2021年にはその動きがさらに加速します。
NFTの流行や、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するレイヤー2技術の進展、さらに「Web3」や「DAO」といった新しい概念が急速に広まり、市場の注目度は一気に高まりました。
暗号資産市場全体が急成長を遂げた中で、2021年10月15日に米国証券取引委員会(SEC)は、ビットコイン先物ETFを初めて承認しました。



このニュースは市場に大きなインパクトを与え、ビットコイン価格はさらに上昇。
結果として、2021年11月8日には、1BTCあたり約776万円という史上最高値を記録するに至りました。
2024年


2024年、ビットコインは大きな飛躍を遂げました。
1月10日、米国でビットコイン現物ETFが承認され、暗号資産市場にとって大きな転機となりました。



これをきっかけに、ビットコインには買いが集まり、価格上昇に弾みがつきます。
さらに4月には、4回目の半減期が到来し、価格の押し上げ要因となりました。
5月21日には、日本円建てで初めて1BTC=1,100万円を突破。
その後も堅調な値動きが続き、年末にかけて上昇スピードはさらに加速します。
そして2024年12月、ついに1BTC=1,500万円を超え、過去最高値を大きく更新しました。
ビットコインの買い方
ビットコインの買い方は以下のとおり。
- 仮想通貨取引所の口座を開設する
- 日本円を入金する
- ビットコインを購入する
①仮想通貨取引所の口座を開設する
ビットコインを購入するには仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。
おすすめはアプリダウンロード数No.1のコインチェックです。
②日本円を入金する
仮想通貨取引所の口座を開設したら、日本円を入金します。
コインチェックのアプリを開いて、下のタブのウォレットをタップした後、画面真ん中少し下の「日本円を入金」をタップします。


入金方法の選択画面が表示されます。


次の3つから入金方法を選びます。
- 銀行入金(おすすめ):ネットバンキングで振込入金を行う
- コンビニ入金:コンビニATMで入金を行う
- クイック入金:ネットバンキングで即時入金を行う
銀行入金は通常の振り込み方法で、銀行の営業時間外の振り込み場合は営業時間になるまで待つ必要がありますが、手数料が一番安いです。
コンビニ入金は銀行の営業時間外でも即時に入金が反映されますが、770円の手数料がかかります。
クイック入金も銀行の営業時間外でも即時に入金が反映されますが、770円の手数料がかかります。



今回はおすすめの銀行入金を紹介します。
銀行振込をする場合は「銀行振込」をタップし、入金先として「GMOあおぞらネット銀行」と「楽天銀行」のどちらかを選択します。


表示された口座にインターネットバンキングやATMから日本円を振り込みましょう。
銀行の営業時間内であればすぐに入金が反映されます。
③ビットコインを購入する
下のタブの「販売所」をタップし、画面上の「ビットコイン」をタップして、画面下の「購入」をタップします。


購入金額を入力し、「日本円でBTCを購入」をタップします。



ビットコインは、1BTCより少ない金額、たとえば0.001BTCからでも購入できます。


以上でビットコインの購入は完了です。



売却するときも手順は同じです。
ビットコインの運用方法
レンディングがおすすめ
ビットコインの運用方法には、いくつかの選択肢があります。
たとえば、仮想通貨取引所でそのまま保有する方法や、価格の変動を狙って売買を繰り返す短期トレード、そしてレンディングなどが代表的です。
中でもおすすめなのが、ビットコインを貸し出すことで利子を得るレンディングです。
これは、自分の保有しているビットコインを一定期間貸し出すことで、その対価として利息を受け取る仕組みです。



銀行預金のような感覚で資産を増やせる点が魅力です。
ビットコインをただ保有しているだけでは価格が上下するだけで、何の利益も生みません。
しかし、レンディングを活用すれば、保有している間にも収益を得ることができるため、より効率的な資産運用につながります。
レンディングはビットレンディング


サービス名 | BitLending(ビットレンディング) |
運営会社 | J-CAM |
サービス開始月 | 2022年8月 |
利率 | ビットコイン(BTC):8% イーサリアム(ETH):8% エックスアールピー(XRP):7% テザー(USDT):10% USDコイン(USDC):10% ダイ(DAI):10% |
開始時手数料 | 無料 |
返還手数料 | 年4回まで無料 |
最小貸出数量 | ビットコイン(BTC):0.01BTC イーサリアム(ETH):0.1ETH エックスアールピー(XRP):360XRP テザー(USDT)(TRC-20):200USDT テザー(USDT)(ERC-20):200USDT USDコイン(USDC)(ERC-20):200USDC ダイ(DAI):200DAI |
貸出期間 | 最低1ヶ月 |
途中解約 | 1ヶ月後可能 |
利息付与日 | 毎月1日 |
返還日数 | 7日 |
スマホアプリ | なし |
公式サイト | BitLending公式サイト |
ビットレンディングは、株式会社J-CAMが運営するレンディングサービスです。
2022年にサービスを開始しており、仮想通貨を貸し出すことで、年利最大約10%もの利息を得られます。
貸し出し期間は最短1カ月から設定できるため、短期間での運用を希望する方にも柔軟に対応しています。
また、一度貸し出しを開始すれば、解約しない限り利息を含めた資金が自動的に複利運用される仕組みです。



これにより、効率的に資産を増やすことが期待できます。
さらに、手数料面でもユーザーに優しく、運用開始時の手数料はかからず、返還手数料も4回までは無料です。
シンプルでわかりやすい料金体系なので、仮想通貨初心者の方でも安心して利用できるサービスと言えるでしょう。
\ビットコインのレンディングで年利8%の利子が得られる/
全て貸し出すのは高リスク
ただ、保有しているすべてのビットコインをレンディングに回すのは、リスクが高いためおすすめできません。
万が一、レンディングサービスにトラブルが発生した場合、大きな損失につながる可能性があるからです。
筆者自身は、リスク分散の観点から、保有しているビットコインの半分を仮想通貨取引所に保管し、残りの半分をビットレンディングに利用しています。
このように、自身のリスク許容度や運用スタイルに応じて、どの程度のビットコインを貸し出すかを慎重に検討すると良いでしょう。
ビットコインの10年前に関するQ&A


ビットコインを1万円分買ってたら?
ビットコイン投資は1万円でも十分です。
ビットコインは短期的に大きな値動きを繰り返しますが、長期的には上昇傾向が続いてきました。
過去の実績を踏まえると、数年単位でじっくり保有することで、値上がり益を得られる可能性が高まります。
特に、1万円といった少額から始める場合は、頻繁に売買するよりも、買って放置するスタイルの方が効率的に資産を増やせるでしょう。
また、投資前に「目標利益」と「損切りライン」を決めておくのがおすすめです。
ビットコインは他の資産に比べて価格変動が非常に大きく、短期間で数十%動くこともあります。
そのため、投資前に「目標利益」と「損切りライン」を決めておくのがおすすめです。
あらかじめルールを設定しておくことで、感情に左右されず、冷静な判断がしやすくなります。
詳しくは「ビットコインを1万円分買ったら?実際の投資結果について解説」をご覧ください。
ビットコインは10年後どうなる?
ビットコインの将来価格は誰にも正確には予測できません。
楽観的なシナリオでは、世界中でビットコインの需要がさらに高まり、1BTCあたり2,000万円〜5,000万円に到達するという予想もあります。
特に、インフレへの対抗手段や「デジタルゴールド」としての役割が注目される中で、こうした見方が生まれています。
一方で、技術的な問題や各国の規制強化、セキュリティの課題などが大きなリスク要因となり得ます。
仮想通貨に対する社会的な信用が失われれば、ビットコインの価値が急落する、あるいは極端な場合にはゼロに近づく可能性もゼロではありません。
10年前にビットコインは買えたの?
コインチェックやビットフライヤーは2014年にサービスが開始された仮想通貨取引所です。
そのため、10年前にはすでに日本国内でもビットコインを購入することが可能な環境が整っていたということになります。
当時はまだ仮想通貨の知名度もそれほど高くなく、ビットコインの価格も今と比べたらかなり安かったですが、すでに購入して持っておくことはできました。
ビットコインの10年前に関する注意点


過去の爆発的な上昇は黎明期によるもの
ビットコインの過去の上昇幅が大きいのは黎明期だったからです。
ビットコインは2009年に発行された仮想通貨であり、当初はごく限られた人々しかその存在を知らず、価格もほぼゼロに等しい状態でした。
例えば、2009年〜2010年代前半に購入して長期保有していれば、1000倍、1万倍という非常に大きなリターンを得ることが可能でした。
しかし、ビットコインはすでに広く認知され、価格も1BTCあたり1000万円を超える水準に達しています。
多くの投資家や機関投資家が市場に参加しており、黎明期のような爆発的な価格上昇を期待するのは現実的ではありません。



過去に起きたような極端な上昇は、あくまでも初期段階の特殊な環境によるものです。
過去の成果が将来を保証するわけではない
たとえこれまで価格が上昇してきたとしても、今後も同じようなペースで上昇し続けるとは限りません。
今後のビットコインの値動きについては、緩やかな上昇が続く可能性もあれば、数年単位で価格が停滞したり、時には大きく下落したりする局面も十分に考えられます。
仮想通貨市場は依然として価格の変動が激しく、規制の強化や技術的な問題などによって、想定外の影響を受けることも少なくありません。
そのため、ビットコインに投資する際は、「確実に値上がりするもの」と考えるのではなく、あくまでリスクのある資産として捉えることが大切です。
まずは生活に支障の出ない範囲、すなわち損失が出ても精神的・経済的に耐えられる額からスタートするのが賢明です。
まとめ
今回はビットコインを10年前に買ってたらどうなったかについて解説しました。
- ビットコインを10年前に買っていたら?
- ビットコインは今から投資しても遅い?
- ビットコインの価格推移
- ビットコインの買い方
- ビットコインの運用方法
- ビットコインの10年前に関するQ&A
- ビットコインの10年前に関する注意点
なお、ビットコインを購入するには仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。
まだ口座を開設していない方はこれを機に開設しておきましょう。